忍者ブログ
うそを書きます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

夫となるお方がけだものであることを見て取ったお姫様は、そっとその場を離れました。

そして衣装室に行き、できるだけやわらかい、優美なドレスを選びました。
そのドレスはていねいにたたんで、小さな包みにしました。
そのドレスに合った靴も、忘れずに包みに入れました。

けだものはお姫様のお部屋の方に上がって行きました。
お姫様のお部屋は、お城で一番高い塔のてっぺんにあるんですよ。

「どこですか!いとしのポポロン姫!」

お姫様は、今度はお姫様付きの侍女の部屋に行きました。
侍女はやっぱりいませんでしたが、侍女がいつも着ているドレスがありました。
お姫様はそれを着て、長いきれいな髪の毛を、きゅっとしばって侍女のボンネットの中に入れました。

けだものはお姫様の部屋に誰もいないことに気がつきましたよ。
「どこだあ!返事をしろ、ポポロン姫!」
けだものは、イライラしている様子です。

「はい」
ポポロン姫はおしとやかに答えました。
でも、侍女の部屋を出ようとしていたところでしたから、当然けだものには聞こえませんでした。

「おびえてかくれているんだな…!すぐさま出てこないと、ひどい目にあわせるぞ!」

お姫様は静かにほほ笑みました。
そしてもう一度まわりを見回して、誰もいないのを確かめてから、お城の正面の門に向かいました。
そこにも誰もいませんでした。

実はお城のみなさんは、お城の裏口に集まっていました。
正面はけだものが来ますからね、怖かったのです。
裏口にいたのは、もしもお姫様が裏口から逃げようとしたときに、お気の毒ながら捕まえて、お城の中に戻すためでした。

さて。
お姫様は走り出しましたよ…。


にほんブログ村 ポエムブログへ

にほんブログ村
PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (チェックを入れると管理人だけに表示できます)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
06 2017/07 08
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
フリーエリア
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kokomama
性別:
女性
自己紹介:
“ママ友ゼロの育児”ブログと“kokoのおもちゃカタログ”というブログもやっています。
興味のある方は左サイドの“リンク”からお入りください。
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
ATOM  
ATOM 
RSS  
RSS 
Copyright ©   kokomamaのうそ日記   All Rights Reserved
Design by MMIT / TemplateB3  Powered by NINJA TOOLS
忍者ブログ [PR]