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うそを書きます。
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お姫様は、ついにおとなりの国の城下町に入りました。

豊かなおとなりの国の城下町の賑わいは、お姫様の国とは比べるすべもありません。

お姫様はお城に近い宿に入り、侍女の部屋から持ってきた財布で宿賃を支払いました。
(代わりのものを置いてくるのは忘れてしまいました、しょうがないですね、急いでいたんですから)
そして体をさっぱりとさせ、持ってきた優美なドレスに身を包みました。
もちろん、ドレスに合った靴もはきました。

そしておとなりの国のお城に行きました。

お城の門を守っていた衛兵は、おしとやかなお姫様の、これ以上ないおしとやかなお辞儀に、ふだんは横柄な態度をつつましく礼儀正しい態度に変えました。

「あなたはどなたですか?」
「ポポロン姫と申します」

なぜこんなところにおとなりのポポロン姫が?
信じがたい思いでしたが、目の前のお姫様は容姿だけでなくその物腰までも、高貴な出自であることを物語っていました。
衛兵はお姫様をおとなりの国の王様の下にお通ししました。

王様も信じがたい思いでしたが、目の前のお姫様を見て疑うわけには行きませんでした。

ポポロン姫はお城が悪いけだものに思うさま荒らされていることを伝え、おとなりの国の王様に助けを請いました。
おとなりの国は強い国です。

おとなりの国の王様は、お姫様の国のお城に軍隊を差し向け、一気にけだものを討伐し、ついでにお城をおとなりの国の支配下に置きました。

おしとやかなお姫様は軍隊の総指揮を取ったおとなりの国の二枚目な王子様と結婚して、生まれ育ったお城で幸せに暮らしました。
(王子様にはフィアンセがいたのですが、お姫様を一目見た王子様は、運命的な恋に落ちたのです)

おしとやかなお姫様のお父様である王様は、塔のてっぺんの元お姫様のお部屋で、おだやかな隠居暮らしをすることになりました。


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