突然森の中に立っていたkokoちゃんは、心細くなって周りを見回しました。
ペレたんはどこでしょう?
「ペレたーん!」
「kokoちゃん、こっちこっち!」
少し離れたところからペレたんが呼びました。
kokoちゃんはほっとしてペレたんのところまで走りました。
「みんなkokoちゃんが来るのを待ってたんだよ」
二人が少し歩くと、森の中に少し開けた場所があるのが見えました。
そしてそこにはテーブルクロスをかけた大きなテーブルがあって、それをたくさんのうさぎ達がにぎやかに囲んでいました。
うさぎ達はみんなそれぞれおしゃべりしたり、飲んだり食べたりし、テーブルの周りでは、小さな子うさぎ達が走り回って遊んでいるのでした。
ペレたんがみんなに向かって大きな声で言いました。
「みんな~、kokoちゃんが来てくれたよ!」
うさぎ達はペレたんとkokoちゃんの方をみて、うれしそうに声を上げました。
「kokoちゃんだ!kokoちゃんだ!」
「ようこそkokoちゃん!」
大きな大人のうさぎが一羽、kokoちゃんに近づいてきて挨拶をしました。
「ようこそ、kokoちゃん。はじめまして。ペレたんのパパです。今日はうさぎパーティーに来てくれて、ありがとう。楽しんで行って下さい」
kokoちゃんは、うさぎとはいえ大人の人にちゃんとご挨拶されたのにびっくりして、「こんにちは、はじめまして、こちらこそ、ありがとうございます」とできるだけお姉さんになって挨拶を返しました。
ペレたんのパパはにっこりして、kokoちゃんをテーブルの方に連れて行ってくれました。
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