ついて来て、と言ったのに、うさぎはkokoちゃんのお家の中にどんどん入ってきました。
kokoちゃんはうさぎを追いかけてリビングに向かいながら言いました。
「うさぎちゃん、パーティーに行くんじゃないの?」
「行きますよ。それから、ぼくの名前はペレたんです」
ペレたんは、kokoちゃんのうちのリビングのカーテンの後ろにかくれてしまいました。
「ペレたん、なにしてるの、ペレたん!」
kokoちゃんはカーテンをめくってペレたんを探しました。
でも、あれれ?ペレたんがいないのです。
「ペレたん、ペレたん、どこ?」
kokoちゃんはどんどんカーテンをめくって探しました。
めくってもめくってもペレたんは見つかりません。
「あれ?あれ?」
それに、カーテンの後ろってこんなに奥まで続いているものでしたっけ。
気がつくと、kokoちゃんは明るい日の差し込む、静かな森の中に立っていました。
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