四足のなにか

今日は穏やかな日。
あまり寒くもなく、風もなく、
お散歩日和です。

さあ、お散歩に行こう、とkokoをベビーカーに乗せ、
わたしが靴をはこうとしたそのとき、
足元に何かの気配がしました。

ふと足元を見ると豆粒のような四足の何かが。
動物じゃなさそうです。
どっちかっていうと、虫の形をした機械っぽい。
金属で出来た、関節のある長い脚があります。

なんだろうこれ、と見つめていると、
その謎の物体は小さな音で“ジー、ガシャン”といいながら
わたしのほうに向き直りました。
なんだか、やーんと思いましたが、
特に危ないこともなさそうなのでそのまま観察を続けました。

その小さななにかはその後なかなか動こうとしませんでした。

そうこうしているうちに、ベビーカーの中のkokoが退屈して
泣き声をあげ始めました。
これはもう動き出さねばならないでしょう。
しかし謎の物体は動きません。

しょーがないな。えいっ。

ドアの外に蹴り出しておきました。
これでまあ、少なくともうちの中からは外に出てくれたわけです。
ひとまず安心。

…でも夫が帰ってきたときに一緒に入ってきそうだな…。
 

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竜神様のペット

今日は謎の飛行物体を見ました。

どこまでも青い空を横切って、
すいーっといった、あれはなんだったのか。

「おーい！ペプチンくん！」 （ペプチンくんの記事はこちら）
「なんだああ、kokomama」

あっペプチンくん来た！
呼んでみるもんだなあ。

「なんか今謎なものが飛んでいったんだけど、
　あれはなに」
「ああ、あれかあ。
　あれはな、竜神様のペットだ」
「えっ」

龍には苦い思い出があります。 （龍に関する記事はこちら）
出来るだけ関わりたくない…。

「あいつだけが飛んでるってことは
　また竜神様のところから逃げ出したんだな」
「そ、そう…うあっ」

あれを追いかけているらしい龍が
ごおっと青空を横切っていかれました。
どうやらわたしは見つからなかったらしい。
（あるいは見つけても気になさらなかったらしい）
ほっとしました。

「おい、kokomama、もう用がないならオレは行くぜ」
「あ、ああ、ありがとう…」

結局謎な飛行物体がなんだったのかは聞きそびれました。
まあいいや、龍につかまらないですんだから。
 

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ディアドロさん

今日はディアドロさんとお出かけです。
ディアドロさんはその名のとおり、
ディアでドロッとしています。
つまりべたべたなれなれしい人なのです。

「kokomamaちゃん、ちょっとあれ見て、あなたの旦那さんにそおっくり」
「そうかなあ」
「そうよお。髪の毛の感じとか？超そっくり」
「っていうか、あのひと髪ほとんどないじゃん…」
「きゃはははは。
　kokomamaちゃん、それアタシ言わなかったのに、言っちゃうのお」

なんだか夫を侮辱されてるみたいです。
むっときましたよ。

「あ、kokomamaちゃん、kokoちゃん暑いんじゃないの」
「別に。kokoこれくらいなら大丈夫だよ」
「ほらあ。汗かいてない？」
「かいてないよ」
「絶対暑いってえ。今日こんなに暑いんだよ？」
「それはあなたが暑いんでしょ」
「そお…？」

あ、ちょっと冷たくしたら元気なくなっちゃった。
そうするとなんだかかわいそうな気がするんだなあ。

「ディアドロさん、なんか冷たいものでも飲もうか」
「あ！いいわねえ。今あたしもそう言おうかと思ってたのよ。
　やっぱりあたしたち、気が合うわねえ、kokomamaちゃん」
「……そうね……」

ああ、距離のとり方難しい。
ディアドロさんはわたしの課題です。
 

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みみずくさんの誕生パーティー

今日はみみずくさんのお誕生日でした。
パーティーがあったんですよ。

みみずくさん、お誕生日おめでとう！

でもわたし、ねずみは食べられないや…。
虫の類もお断りします…。

あ、これはkokoです。
大きいでしょ、獲物にしては…。

みみずくさんの生態に合わせてもちろんパーティーは深夜始まり。

…すいません、来年は欠席させていただきます…。
 

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あやしいうさぎの再来

きょうはまたあのあやしいうさぎが来ました。
（以前の記事はこちら）

「奥さん、こんなのいかがですか？」
うさぎの手には一粒のきいちごが。
「きいちご…一粒?」
「それがそれが！一粒だけではすまないんです！」

うさぎの話によるとその一粒を植えて育てれば来年には何倍にもなる、というのです。
「それがたったの500円！」
「…でも育てるには植木鉢とか、土とか、要りますよね」
「そうきましたか！大丈夫!」
植木鉢と土と肥料のセットもあるそうなのです。
「このカワイイじょうろもついてなんと一万円！」
「それって高いんじゃ…」
「ところが！この育て方のテキストも付いちゃうんだな、これが！」
「ええ～」
「それにそれに！今ならお友達を紹介していただければ半額がキャッシュバック！」
「それってねずみ講じゃ…」
「ねずみ講？わたしがねずみに見えますか？」

なんとかお引取りいただきましたが
なんとも強引なうさぎさんでした。
帰りがけに発した「チッ」という鋭い舌打ちが耳に残っています。
 

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