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うそを書きます。
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今日はsorakaraちゃんに会いに行きました。

わざわざ会いに行ったんですよ?


こんにちわ~。

こんにちは、kokomama!

sorakaraちゃん、元気?

元気よ、ありがとう、聞いてくれて!

それほどでも…。

今日はわたしに何のご用?

ああ、sorakaraちゃんって、魔法がつかえるんでしょ?ちょっとお願いしたいことがあってさ。

まあ、なあに?

kokoがね、雪が見たいって言ってるんだよね、だから雪を降らせてやって欲しいんだけど…。

もちろんいいわよ!しゃらりら、るる~…。


…降らないよ?

うん、じゃあ、またね!

ちょっと待ったあ!なに帰ろうとしてるんですか。

え?まだご用があるの?

雪、降らせてって言ったでしょ!

え?降ったじゃない。

降ってないよ!

kokomama、心の目でごらんなさい。ホラ、素敵な空の天使たちが…。

降ってないって!ごまかさないよ、sorakaraちゃん!

え~、kokomamaって、めんどくさ~い!

めんどくさいじゃない、できないならできないって言えばいいのに!

できるわよう、ホラ、窓の外にチラチラと雪が…。チラチラチラリ~。

降ってない!ちょっとこっち見なさい、sorakaraちゃん!ちゃんとkokomamaの目を!

え~、いや~ん、kokomama、こわ~い。


逃げられました。
だからsorakaraちゃんってのは…。
視線がまともに合わない時点で信頼できない感が満点なんですけどね。
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今日はクッキーを焼きました。
結構大きなクッキーになる予定。

ホラ…オーブンの中で広がって…膨らんで…。

…アレ…?

ぶくぶくとあわ立つ表面から、なにかが出て来ましたよ…?

アレは人の手?でもちっちゃい…。

人の手に似た何かが空をつかむようにしてクッキーの中から伸び…。
…肩から下も出てきちゃうの?
イヤ、沈んでく…あ、また出てきた…。
全部で9個のクッキーから、ソレが伸びては沈み、伸びては沈み…。

…加熱を続けていいものなのか?

チーン!

クッキーが焼けましたよ!

…焼き上がりはまるっきり普通のクッキーみたいな様子のものもあるし、何かの手が伸びきった状態で固まっているものもある…。

コレ、どうしよう…。

kokoちゃんは悲しくなりました。
手の中のお星様はとってもきれいだけれど、もうパーティーが終わりだとわかったからです。
いやだいやだ、と泣こうかなと思いました。
すると、ペレたんの弟の赤ちゃんが泣き始めました。
kokoちゃんとお別れするのがイヤだと言うのです。

「…泣かないで、赤ちゃん。kokoちゃんまた来るよ。また遊ぼうね」
kokoちゃんは自分が泣きたいのは我慢して、お姉さんになって言いました。
「また来てね、kokoちゃん。ぼくね、ずっとkokoちゃんと遊びたかったんだよ」
ペレたんが言いました。
そういえば、kokoちゃんもずっとペレたんと遊びたかったような気がしました。
「うん。kokoちゃんも。また来るね」

他のうさぎ達も、口々にkokoちゃんに“さようなら”を言いました。
そして、みんなが“またね”も言いました。

それでも悲しくなってうつむくと、我慢していたkokoちゃんの涙がぽとんと落ちそうになりました。
手の中のお星様が光っています。
どんどん明るくなるようです。
最後には見ていられないくらい、お星様は明るくなりました。


気がつくと、kokoちゃんはカーテンの後ろに寝転がって、窓の外を見ていました。
いつの間にか雨はやんでいて、あおむらさき色のきれいな空に一番星が光っています。
ママがカーテンの後ろをのぞき込んで言いました。
「koko、そんなところで寝てたの?もうばんごはんの時間だよ」
「あのね、ママ、あの一番星はkokoちゃんのなんだよ」
kokoちゃんは言いました。
うさぎたちはkokoちゃんを大歓迎してくれました。

テーブルクロスを引いたテーブルの上には、やわらかいタンポポとクローバーの葉っぱのサラダ、きゅうりのピクルス、デイジーのお花のサンドイッチなど、たくさんのごちそうがありました。
中にはkokoちゃんにはあんまりおいしく思えないものもありましたが、チーズクリームの乗ったにんじんケーキはとてもおいしかったので、kokoちゃんはちっとも困りませんでした。

おなかがいっぱいになると、kokoちゃんはうさぎの子供たちと追いかけっこやかくれんぼをして遊びました。
まだ赤ちゃんのペレたんの弟は、kokoちゃんを大好きになって、kokoちゃんの後をついて回りました。
kokoちゃんは赤ちゃんが眠くなると、小さな草のベッドに寝かせてあげました。

楽しくしていると時間はすぐに経って、森の中が少しずつ暗くなってきました。

「みなさ~ん、楽しいところですが、ちょっとお耳を貸してくださ~い」
ペレたんのパパが言いました。

「今日はとても楽しいうさぎパーティーになりました。みなさんありがとうございます。特に今日は、kokoちゃんが遊びに来てくれて、特別なパーティーとなりました」
みんながkokoちゃんの方を見て拍手をしたので、kokoちゃんは恥ずかしくなりました。
「それでは、今日の記念に、kokoちゃんにはこれを差し上げたいと思います。kokoちゃん、また遊びに来て下さい」
ペレたんのパパはkokoちゃんに小さな包みをくれました。
kokoちゃんが開けてみると、そこには小さな光るお星様がありました。


突然森の中に立っていたkokoちゃんは、心細くなって周りを見回しました。
ペレたんはどこでしょう?

「ペレたーん!」

「kokoちゃん、こっちこっち!」
少し離れたところからペレたんが呼びました。
kokoちゃんはほっとしてペレたんのところまで走りました。

「みんなkokoちゃんが来るのを待ってたんだよ」
二人が少し歩くと、森の中に少し開けた場所があるのが見えました。
そしてそこにはテーブルクロスをかけた大きなテーブルがあって、それをたくさんのうさぎ達がにぎやかに囲んでいました。
うさぎ達はみんなそれぞれおしゃべりしたり、飲んだり食べたりし、テーブルの周りでは、小さな子うさぎ達が走り回って遊んでいるのでした。

ペレたんがみんなに向かって大きな声で言いました。

「みんな~、kokoちゃんが来てくれたよ!」
うさぎ達はペレたんとkokoちゃんの方をみて、うれしそうに声を上げました。
「kokoちゃんだ!kokoちゃんだ!」
「ようこそkokoちゃん!」

大きな大人のうさぎが一羽、kokoちゃんに近づいてきて挨拶をしました。
「ようこそ、kokoちゃん。はじめまして。ペレたんのパパです。今日はうさぎパーティーに来てくれて、ありがとう。楽しんで行って下さい」
kokoちゃんは、うさぎとはいえ大人の人にちゃんとご挨拶されたのにびっくりして、「こんにちは、はじめまして、こちらこそ、ありがとうございます」とできるだけお姉さんになって挨拶を返しました。

ペレたんのパパはにっこりして、kokoちゃんをテーブルの方に連れて行ってくれました。
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“ママ友ゼロの育児”ブログと“kokoのおもちゃカタログ”というブログもやっています。
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