今日うちのドアがノックされました。
インタホンじゃないのです。
ノックなのです。
なんじゃーと思って魚眼レンズからのぞくと
いつぞやきいちごを売りにきたうさぎが。
今も耳に残ってますよ、あの帰り際の舌打ち。
「なにか御用ですか」ドアは開けずに応対です。
「…ドア開けてくださいよ」
早くもキレぎみじゃないですか。
「やです」
「ドア開けてくれないと話になんないですよ」
「じゃお帰りください」
「…話が出来なきゃあんたも得できないでしょうが!」
「得はできなくていいです」
「なんだよ!ひとがせっかくいい話持ってきたってのによ!」
お話になりません。
なんですかこの態度。
「あなたの持ってくるいい話は結構です」
どかん。
ドアが蹴られました。
うさぎの後足キックですからね、強力です。
それでもドアを開けないと、うさぎは叫びました。
「あんたんちの子にカッパ紹介してやろうってんだよ、うれしいだろうがよ!」
「カッパを紹介されてもうれしくありません」
「尻子玉とってウハウハできるんだよ!」
「結構です」
うさぎは猛烈に怒りながら去りました。
もう一度ドアを蹴ったら警察を呼ぼうと思ってましたが
そこまでにならなくてよかったです。
結局なにが得になったのやら。
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